駄菓子「南国特産 ボンタンアメ」「南国名物 兵六餅」とその仲間たち

セイカ食品の超ロングセラー駄菓子!!その名も「ボンタンアメ」

というわけで、今回はボンタンアメとそのシリーズ。

ボンタンアメ1

ボンタンアメの特徴

ボンタンアメ2

メーカーは九州のセイカ食品

セイカ食品は大正8年に創業。昭和34年に現在の「セイカ食品」へと社名変更されているとのこと。

また、ボンタンアメシリーズだけでなく、白くまアイスなども製造。

大正生まれの超ロングセラーな菓子

ボンタンアメはセイカ食品の主要なお菓子であり、その発売年はメーカーサイトによると大正13年(wikiなどによると大正15年)と非常にロングセラーで、数ある駄菓子の中でも超古参な部類。

大正レベルのお菓子というと「カルミン」(大正10年:1921年)というお菓子があったけれど、カルミンは2015年に販売終了しているので、あと数年でボンタンアメはカルミンにも勝るロングセラーになりそう。

14粒入りとボリュームも良い感じ

ちょっと柔らかめの飴菓子なのもあって、このサイズのお菓子としては、まあまあ重みのあるのも特徴で14粒入り。

食べ応え的にも良かったりするボリュームといえそう。

とりあえず、開封!

横からスライドさせてあけるタイプの箱で、中身は14粒と結構ビッシリ。

ボンタンアメ3

皿に乗せてみる!!

見ためは深みのあるオレンジ色のゼリー、もしくは羊羹みたいな色をしていて、堅さはキャラメルをほんの少し柔軟にした感じかなといった感じ。

ボンタンアメ4

オブラートで包装されている

ブロック状で表面は「透明な紙のような何か」で覆い包まれている状態。

実は、この紙のような何かはオブラートというモノで、でんぷんで出来ており、そのまま食べることも出来るといった、神ような包装用紙(?)なのである。

というわけで、食べてみる!

ボンタンアメ5

さっそく実食開始!!

口に入れると、まずはオブラートなんだけど、なめると同時にすぐにさらりと溶け出し、そして無味。結構オブラートは好きだったりもするけど、溶けた感じが人によっては苦手な可能性もありそう。

食感に関しては、色違いのキャラメルみたいな見ためをしているものの、噛むとクニャクニャッと餅のような弾力があり、噛み初めは特にキャラメルよりも柔らかいかなといった印象。食感としては飴というよりは餅に近いかもしれない。

そして、みかん系の味ではあるけど、酸味はそれほど強くなく、後味に柑橘らしさがじわっと出てくる味で、バランス的にも甘味の方が強め。原材料をみてみるとボンタン果汁と温州みかん果汁が使われているとの事ではあるけど、果物としてはボンタンって食べたことが無いのもあり再現度はちょっと不明。

ボンタンアメの感想的なもの

いかにも駄菓子である、といった食べ応えだけど、ロングセラーなだけあって飽きずに食べれるタイプのお菓子といったところ。

「意外と好き」といった感じの好み度。

原材料名

水飴、砂糖、麦芽糖、もち米、オブラート、濃縮温州みかん果汁、ボンタン果汁、でん粉、香料、アナトー色素、乳化剤、(大豆由来)

・内容量:14粒
・名称:飴菓子

栄養成分表示(14粒当り)
エネルギー:238kcal 炭水化物:58.8g
たんぱく質:0.8g ナトリウム:0mg
脂  質:0g

そして、ボンタンアメとくればこのお菓子!!といった感じの「兵六餅」

兵六餅1

ボンタンアメの姉妹菓子で、ボンタンアメの次くらいにスーパーとかでもよく見かけるシリーズ菓子で、その発売は1931年(昭和6年)とこれもかなりのロングセラー。

そのネーミングの由来は「大石兵六夢物語」というものから。

とりあえず、開封!

色は深みのある、お茶のような色合いの緑色で、これまたオブラートに包まれていて、この外装まるごと食べれるのも特徴。

兵六餅2

さっそく食べてみる!!

兵六餅3

ボンタンアメ同様にソフトなキャラメルみたいな食感で、噛んでるともっちりとする噛み応え。少しざらっとした感じが駄菓子らしいところと言えるかも。

そして、味としては饅頭の皮っぽい甘味に加えて、海苔の風味がただよう和テイスト寄りな味でお茶と一緒に食べたりするのにもマッチしてそう。

独特な草っぽさがあるので、好き嫌いはボンタンアメよりは出そう。

自分としては、これまた割と好きだったりもする駄菓子。

原材料名
水飴、砂糖、麦芽糖、もち米、白生あん、オブラート、きな粉(大豆)、海苔粉、抹茶、でん粉、乳化剤(大豆由来)
・内容量:14粒
・名称:飴菓子
栄養成分表示(14粒当り)
エネルギー:248kcal 炭水化物:60g
たんぱく質:1.3g ナトリウム:5mg
脂  質:0.3g

ゴールデンパイン果汁使用!!「パイナップルアメ」

ネーミングの方向性が似てるので、油断をしているとパインアメとごっちゃになりそうだけど、こちらはボンタンアメの姉妹品のパイナップルアメ。自分の住んでいるエリアだと、ボンタンアメや兵六餅よりも見かける頻度は少ないのでややレアな感じ。

パイナップルアメに関しては。以前に個別で記事にしてあるので、サラッと紹介。ということで詳しくはリンク先に。

個別記事⇒ セイカ食品の「パイナップルアメ」を食べる!

パイナップルアメ01

ほかのシリーズとは違って、箱は細長いタイプ。

パイナップルアメ03

見た目はボンタンアメよりもスッキリとしたイエロー。やはりオブラートに包まれているのも特徴。

パイナップルアメ04

味としては、サッパリとしたパイン味といった感じ。口当たりが結構よいのでシリーズの中でも結構好みかも。

原材料名
水飴、砂糖、麦芽糖、もち米、濃縮パイナップル果汁(ゴールデンパイン)、オブラート、でん粉、香料、酸味料、ウコン色素、乳化剤(大豆由来)
・内容量:10粒
・名称:飴菓子
栄養成分表示10粒(標準45g当り)
エネルギー:156kcal 炭水化物:38.4g
たんぱく質:0.5g ナトリウム:0mg
脂  質:0g 飽和脂肪酸:0g
トランス脂肪酸:0g コレステロール:0mg

アメでなくとも姉妹品「さつまいもキャラメル」

アメではなくキャラメルと名前には付いているものの、れっきとしたシリーズ菓子といった感じ。

箱には第二十三回(平成十年)全国菓子大博覧会名誉総裁賞受賞とついていたりもするのである!

この全国菓子大博覧会というのは、和菓子・洋菓子・スナック菓子などの日本最大の菓子業界の展示会といったもので、第一回は1911年開催とかなりの昔。

さつまいもキャラメル1

というわけで、食べてみる!

さつまいもキャラメル2

さっそく食べてみる!!

兵六餅と食べ比べてみた感じでは、キャラメルということもあってか、ややモッチリ感や弾力が抑えられている気がするものの、食感自体はシリーズ菓子なので、だいたい一致。

味付けとしてはシンプルなサツマイモといったところで、口当たりや甘味は優しくクドくないので結構惰性で何個も食べてしまう感じのうまさ。

食感や甘さ加減が似ているので、どこか駄菓子のきびだんごを思い浮かべてしまいそうな味。これもお茶を飲みながら食べるのにもマッチしているかも。

原材料名
水飴、さつまいもペースト(さつまいも(鹿児島県産))、砂糖、、水溶性食物繊維、加藤脱脂練乳、バター、オブラート、でん粉、食塩、乳化剤、(大豆由来)
・内容量:14粒
・名称:飴菓子
栄養成分表示(14粒当り)
エネルギー:259kcal 炭水化物:60.1g
たんぱく質:0.6g ナトリウム:13mg
脂  質:1.8g 食物繊維:4.3g

鹿児島県産「むらさきいもソフトキャラメル」

さつまいもキャラメルのむらさきいもバージョンといった感じのお菓子。

そしてパッケージには第二十五回(平成二十年)全国菓子大博覧会農林水産大臣賞受賞の文字。

むらさきいもソフトキャラメル1

早速開封してみると、形やオブラートに包まれていたりする事に関してはボンタンアメと同様。しかしながら、色合いは深い感じの紫色。

むらさきいもソフトキャラメル2

というわけで、食べてみる!

むらさきいもソフトキャラメル3

食感は他のボンタンアメシリーズと大体同じような感じ。

味的には、さつまいもキャラメルと比較して、少し甘味が控えめで、後味の風味の芋っぽさがのクセと深みが強め。

風味が好きなのもあって、自分としては結構好きな味。

原材料名
水飴、さつまいもペースト(さつまいも(鹿児島県産))、砂糖、、加藤脱脂練乳、水溶性食物繊維、バター、オブラート、ミルクカルシウム、でん粉、食塩、トレハロース、乳化剤、(大豆由来)
・内容量:14粒
・名称:飴菓子
栄養成分表示(14粒当り)
エネルギー:239kcal 糖  質:55.5g
たんぱく質:0.6g 食物繊維:4.6g
脂  質:1.6g ナトリウム:17mg
カルシウム:200mg

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