玉葱さん太郎となんだかワンセット的なイメージのある、昭和の頃から存在している駄菓子。
自分としては小さい袋に入ってるタイプのほうが馴染みがあったりもするんだけど、今回は大きい90グラム入りのタイプを食べてみる事に。(でも最近は大きい袋の方がよく見かける気もする。)
このキャベツ太郎に関しては子供の頃からひっきりなしに食べていて、おっさんと化した今となってもチラホラと食べてるお菓子のひとつなのである。
目次
・菓道の太郎とつく駄菓子のひとつ
メーカーは製造が菓道で販売はやおきん。やおきんといえばうまい棒を販売している会社(製造会社はリスカというところだけど)なので知名度もあり、お菓子をよく食べる人なら名前を聞いたり覚えがあったりする人も多いかもしれない。
そして、製造メーカーの菓道は「駄菓子メーカーといえば?」と聞かれると、まず最初あたりに「菓道です」と即答してしまいそうになるぐらいには駄菓子の印象の強い会社ともいえるかも。
その駄菓子のラインナップには「玉葱さん太郎」「餅太郎」「チョコ太郎」「もろこし輪太郎」「蒲焼さん太郎」といった具合に、本気でリスト化しようものなら結構な長さになってしまうぐらい語尾に「太郎」が付くお菓子が多かったりするのも特徴のひとつ。
何故かトレードマークのように居座っているカエル
袋には、よくわからない黄緑色をした謎のカエルの警官風のキャラが書かれているのが特徴で、ごくまれに「これはカエルのように見えるけど実はカエルでは無くて、本当はキャベツなのではないか」と思ったりすることもあるものの、水かき風の手足を見てやっぱりカエルだと思い直すこともしばしばあるのである。
また、昭和の頃の昔から袋のデザインは、こんな感じでほとんど変わらぬデザインなのも記憶にあり。
発売年1981年のレトロ菓子なのである
発売年は1981年で元号に換算すると昭和56年。
この1981年に発売されている有名どころのお菓子というと、赤城乳業のガリガリ君・ロッテの雪見だいふく・ジャパンフリトレーの元祖たこやき亭などがあり、元祖たこやき亭に至っては発売年が同じ長年のライバル菓子ともいえる存在ともいえるかも。
ちなみに、ライバル菓子というとかなりマイナーではあるけどテキサスキーンというものも存在しているのであった!
よくよく考えてもみるとキャベツ太郎はたこ焼き味でも何でもないような気がするけど(ついでにいうとキャベツ味じゃない事でも有名)、形状や味や雰囲気が似てたりするので、これらのたこやき味と同じようなグループ感があるような気もする。
菓道定番?のパッケージの説明
独特感のある説明もまた特徴のひとつ。もろこし輪太郎だとか蒲焼さん太郎のシリーズなどにもこういった説明が書かれており、これがまた昭和感を2割増しぐらいにしているような気がするのである。
こんにちは。この度はキャベツ太郎をお買い上げいただきありがとう。わたし「キャベツ太郎」は上質なとうもろこしを使用し、ソース、調味料を混ぜ、口当たりのよいかるーいスナック菓子です。もりもり食べてもりもり勉強しよう。通信簿に関係なくおいしいョ!!
ちなみに自分の学生時代の通信簿は、もちろん低スコアのオンパレードなのであった!
・・・という事で、通信簿に関係なくおいしいらしいので、もりもり食べてみることに。
開封して中身を見てみる
皿に乗せてみる(`・ω・´)
縦横共に2.5センチぐらいの一口サイズの丸型・あるいは俵型をしており、生地そのものは黄色っぽいスナック菓子。さらに生地の黄色っぽさに加えて茶色っぽい調味料がうっすらと掛かっているので、どこか黄色と茶色のまだら模様な感じの色合いをしているのである。
しかしながら、7個なり8個なりに1つくらいの割合で表面の茶色い調味料が凝り固まる程に濃厚化していて、あからさまに特濃状態のものがあるのも特徴。この妙にソースが濃くなってて黒っぽくなってたりするのは、同じく菓道の「どんどん焼」なんかにも共通するところ。
やっぱりこの特濃タイプはアクセントして意図的に入ってるのだろうか?とかただのムラなのだろうか?とか考察をしてしまうこともしばしば。
匂いを嗅いでみると、ソースのツンとした酸味感のある匂いを帯びており、これがさり気なく食欲を掻き立ててくるのは結構良いところ。
また、表面にはアオサがピンポイントにポツリポツリとくっついているのも、ちょっとしたアクセントなのである。
というわけで、食べてみる!
さっそく実食!!
表面にわずかばかりにカリっとした歯ざわりが来た後、中身はサクサクと来る食感。サクサクとしつつも表面のカリカリ感が粗く混じってくるのが、いかにも駄菓子的な親しみやすさとか、とっつきやすさのようなものを感じさせてくる食べ応えなのもあって、流れるように次々と食べたくもなる要素といえるところ。
味としては、後味にじんわりと来るようなほんのり甘いスナック菓子の生地に、あからさまに分かりやすいソース味の酸味が覆いかぶさった味で、このいかにもな感じの酸味がチープでありながらもハマッてしまう原因になるのである。
特に調味料がタップリかかっている特濃のものは、ワザとらしさすら感じてしまうぐらいの酸味で、黒砂糖の麩菓子の端っことかウエハースの袋の底にたまった欠片と並ぶ、何だか微妙っぽいけどウマいポイントのひとつで、地味に好きだったりもする部分。
ぶっちゃけ、ほとんど酸味の勢いだけで食べてるお菓子ともいえるけど、そこがまた良い!
まとめ的なもの
ソースの味がまさしく口当たり良く、酸味の勢いでついついコロコロと口の中に転がっていきそうな「たべさせるパワー」のあるお菓子で、それゆえのロングセラーといったところかも。
また、一見存在感の無さそうにも思えるアオサに関しても、時々大量についてる個体があったり、しっかり歯に付いていたりと、実はひっそりと存在感をだしていたりもするのであった。
また、90g版はボリュームも良い感じにあり、コスパも良いのも長所。
・購入場所:ダイソー
・購入価格:108円(税込み)
原材料や成分表のデータ
原材料表
原材料名 |
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・内容量:90グラム |
成分表
栄養成分表示(1袋あたり) |
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エネルギー:531kcal |
たんぱく質:4.6g |
脂 質:35.8g |
炭水化物:47.5g |
ナトリウム:482mg |